支部長挨拶


支部長 田原 誠(竹中工務店)
第51期(令和5年度)より支部長を拝命いたしました田原誠と申します。

本会は、1917年(大正6年)に『煖房冷蔵協会』として創立され、1927年(昭和2年)に『社団法人衛生工業協会』へと改称、1962年(昭和37年)に『社団法人空気調和・衛生工学会』へと改組され、2012年(平成24年)に公益社団法人となって現在に至っており、2017年に創立100周年を迎えた歴史ある学術団体です。
本会の目的は、空気調和、衛生、環境、エネルギー等に関する工学・技術の研究の連絡連携及び促進をはかり、もって学術・文化の発展に寄与することとなっております。

東北支部は、各支部の中で最後発の支部として1973年に発足し、東北地方に密着した活動を続けてまいりましたが、昨年度(令和4年)に創立50周年の節目を迎えることができました。これもひとえに関係者の皆さま方のご支援と、支部活動を支えてこられた諸先輩方の多大なる貢献の賜物とここに改めて感謝の意を表します。

近年は2050年のカーボンニュートラル・脱炭素社会の実現に向け待ったなしの状況となっており、次の10年を待たずに2030年という削減目標の一つの節目を迎えます。それに加え、2020年より世界中で新たな課題となった新型コロナウイルス感染症への対応が模索されており、当学会の果たすべき役割は益々重要となっております。
東北支部では、これまでも取り組んできた技術者や研究者・学生の育成と交流を目的とした技術研修会や学術・技術報告会、各種見学会や講演会等の活動について、対面開催によるより深い議論や交流と、急速に普及してきたオンラインツールによる利便性という両方の良さを活かしつつ開催し、東北地方を中心とした会員や一般の皆様に貢献してまいります。

今後とも、東北支部の活動にご支援賜りますと共に、様々なご意見やご要望をお寄せ頂きますようお願い申し上げます。